中華見聞録-中国ウォッチャイナ!

日本では紹介されることが少ない 中国のニュースや記事を翻訳して紹介しています。 まだまだ素人なので 翻訳が未熟な部分はご容赦下さい・・(^_^;

環境保護部専門家は大気汚染対策費用として1.75兆元を必要とする事を認める



 参考消息ネットは12月6日に報道香港メディアに語ったところによると、中国の官吏が広東の環境保護のフォーラム上で、中国はほぼすべての大気汚染の分類中ですべてで世界の首位であり、二酸化硫黄と一酸化窒素及び、炭素の排出も同じである事を認めた。

 香港《南華早報》のウェブサイトの12月6日の報道によると、専門家は、北京・天津・河北地区は全世界で最も汚染のひどい地区であることを指摘した。

 メディアは環境保護部環境計画院のシニアエンジニアの王金南の発言をを引用し、来年中国の汚染低減対策目標の実現のためには、1.75兆元の投資が必要であるが、しかしこの実現の為には大きな障害をある事を発言した。

 近いうちに行われる“2016中国環境保護上場企業トップ会議”の上で、王金南は以下のように述べた:“ほとんどすべての汚染物質の排出レベルが二酸化炭素を含め全世界の排出量のトップであり、未だ有効な対策がなされていない。”

 彼はまた以下のように述べた、北京・天津・河北地区で排出される大量の汚染物質があり、直接な結果はPM2.5上昇を招くので、全国的に見て、最もここ数十年で平均的に50キロメートルぐらい下がったように見え、北京・天津・河北地区はすでに全世界の最もひどい汚染地区となった。

 工業と情報化部の官吏の雷文は述べた、ここ10年来、国家は省エネ・廃棄物削減、環境保護の方面で巨大な人力の物資を投じ、一定の効果が出ているが、しかし総体的に見ると、依然として高い消費、高い排出、高い汚染という生産モデルは根本的な変化を得ていない。

 中国の工業生産総額は2011年に米国を上回り、世界一になったが、工場は環境保護の基準を厳格に実行していない事が汚染の主要な原因である。

 雷文はまた、中国の大部分の火力発電所はすべて先進的なフィルタリング装置を設置したが、工場の燃える石炭の品質が正しく管理監督されていないために、それらは引き続き汚染物質を排出していると述べた。

 労働部の所属機関である油脂研究院はこう発言する、2015年に非電工業の分野で全国の石炭量総量の46%を消費し、これらの工業炉の環境保護の基準は火力発電の業界ほど厳格ではない。

 王金南はさらに発言する、環境保護は依然として際立った問題に直面している。中央政府が環境保護対策にGDPの1.5%程度費用をかけることを承諾する必要があるが、ここ数年は環境保護対策費は大体1%ぐらいしかない。
中国人のコメント

対策は絶対うまくいかない。賭けてもいい。
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専門家の実名の公表を痛切に求める
697

国民は目先しか見ない、先にお金を集めても何に使っているかわからない。環境保護も同じ
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大気汚染は中国では我々が想像する以上に(というか想像通りか)重要な問題となっているのですが、
実質、対策はほとんど進んでいるように見えません。
その理由として、各企業は環境対策として各種処理装置を導入する(させられる)のですが、
そのほとんどはまともに動かず、結局動かしていないためと思われます。
今の中国の体質では、いくら中央政府が規制を強化しても、記事の予算をつけたとしても
規制逃れとイタチごっこで、全くうまくいかないでしょうね。
しかし、大気汚染が日本に流れてくることは正直カンベンだなぁ